伝説のターンテーブル:Technicsの革新と歴史
Technicsは、松下電器産業(現在のパナソニック)によって創設された音響機器ブランドで、その革新的な製品で長年にわたり多くのオーディオファンを魅了してきました。1965年に第一号製品として家庭用プリメインアンプTechnics 1を市場に送り出したことから始まり、Technicsは高品質なオーディオコンポーネントの代名詞となりました。その中でも、ターンテーブルシリーズのSL-1200は特に有名で、1972年の発売以降、クラブカルチャーやディスクジョッキー(DJ)の世界において絶大な支持を集め続けています。
SL-1200シリーズのアイコン的存在「SL-1200MK2」
1979年に登場したSL-1200MK2は、ターンテーブルのパフォーマンスとデザインの基準を一新しました。特に、クォーツロックの精密なスピード制御機能により、正確なピッチ調整が可能となり、DJたちにとって不可欠な存在となりました。このモデルは、その耐久性や信頼性により、クラブやラジオステーションの現場で長らく愛用され、30年以上も愛され続けたロングセラーとなりました。
SL-1200MK2の特徴と魅力
SL-1200MK2の最大の特徴は、ダイレクトドライブ方式の採用による音響性能の向上です。これにより、ベルトドライブと比較して摩擦の少ない安定した回転を実現し、音質の向上につながりました。また、アルミ合金製のプラッターと重量感のあるキャビネットデザインは、振動を効果的に吸収し、ノイズを最小限に抑えます。さらに、高精度のクォーツロック機能により、回転速度の正確さと安定性を合わせ持ち、長時間の使用にも耐えうる設計となっています。
買取実績:ジャンク品でも価値がある
今回当社が買取させていただいたのは、Technics Quartz SL-1200MK2のジャンク品です。どのような状態であっても、SL-1200MK2のレガシーは強く、コレクターやDIY修理を楽しむ方々にニーズがあります。当店ではこのジャンク品を15,000円で買い取らせていただきました。部品取りや修理のために活用されることが多く、そのため、市場では特に技術的バックグラウンドを持つ方々から人気があります。
中古ターンテーブルの買取について
Technicsをはじめとする高品質なターンテーブルの中古市場は常に活況を呈しています。当店では製品の状態や付属品の有無、動作の可否を考慮しつつ、公正な価格での査定を心掛けています。たとえ動作しないジャンク品でも、貴重なパーツの供給源として重要です。また、ターンテーブルの歴史を大切にし、次世代へ受け継がれるよう、適切な再利用や再販売に努めております。不要なターンテーブルがございましたら、是非当店の査定をご利用ください。