「どんなお店に依頼したら良いのか」と着物を買取に出す際にはお店選びから迷ってしまうことが考えられます。 全国にはとても多くの買取専門店が存在しているので、悪質なお店に依頼してしまっては最悪ですね。 そこで、今回は安心して依頼できる買取専門店の選び方を紹介します。 BEST買取ではあらゆる物を対象としているうえ、着物についての知識も豊富なので遠慮なくご相談くださいね。

• 木村雨山の着物と歴史

  大正から昭和にかけて活躍してきた有名作家は多く存在しますが、木村雨山もその中の一人です。 木村雨山の着物をお持ちの方は、どんな生涯を送ってきたのか知っておくと、さらに着物に対して愛着が湧くのではないでしょうか。 木村雨山の本名は木村文二で、1891年に石川県の金沢市に生まれました。 元々金沢市という土地は絹織物の生産が盛んであることから、幼い頃から染色や着物作りを間近で見てきたとされています。 成長するうちに、身近にある木々や草花による染色に興味を示すようになり、染色への道を歩む第一歩となりました。 高校を卒業した後は、本格的に染色の道を歩むべく当時加賀染めの名工として有名であった上村雲嶂に加賀友禅を、南画家の大西金陽に日本画を学びました。 二人に学んだ技術と知識をもとに、1923年には一人の友禅作家として独立します。 その後事業は順調に進み、1928年の第9回帝展に「リス文様壁掛」が初入選したのち、1955年に人間国宝に認定されました。

• 着物を買取に出す際のお店選びのポイント

  不要になった着物を買取専門店に持っていくのは確かに勇気のいることで、思い通りの結果が得られるとも限りません。 全国に多数存在する買取専門店の中には悪質なお店も存在していますので、そういったお店に依頼しないようにしなくてはなりません。 様々な買取専門店が存在する中「このお店に依頼すれば大丈夫」と思えるポイントについてご紹介していきます。 着物を買取に出す際に一番重要とされるお店選びですが、特にスタッフの質には注目しておきたいものです。 査定を行うのはそのお店のスタッフですので、着物の知識や過去の経験が豊富なスタッフが在籍しているところが良いでしょう。 また、過去の実績に関しては特に着物を多く取り扱っているお店、スタッフの方がより精密な査定を行ってくれます。 ホームページなどで実績を確認した後、まずはご自身が持っている着物について相談するところから始めてみましょう。 その際に適切な対応、アドバイスをしてくれるお店が好ましいですね。

• 木村雨山の作品の一例

  リス文様壁掛　・花鳥　・花訪問着　・山吹訪問着
  
  数々の作品を生み出してきた木村雨山ですが、特に身近な自然を描いた作品が多いです。 1934年の第15回帝展で初めて入選した花鳥をはじめ、あらゆる作品において常に「自分の作品にどれくらいの価値があるのか、常に世の人に問うべきだ」という考えを大切にしています。 そういった考えから、多くの展覧会に出品するなど自分の作品を世に広める活動をしてきたと言われている作家です。

• 木村雨山の着物の特徴は？

  作家によって着物の作風は様々ですが、木村雨山の作風はどのような特徴があるのでしょうか。 人間国宝に認定されたからこそ、様々な工夫を持って着物を制作しているとされています。 木村雨山は加賀友禅と日本画の勉強を師匠について行ってきた人物ですが、「加賀五彩」を生かす落ち着いた絵画調として表現しています。 豪華絢爛という作風ではありませんが、優しい色使いやほがらかな雰囲気が多くの人々に評価されました。 加賀友禅では一般的に絞りや刺繍を用いないのですが、木村雨山の初期の作品では用いられているものが多い事実から、常に新しいものを取り入れようとする姿勢が伺えます。

• まとめ

  着物を買取に出すとなると、思い通りの価格で買い取ってもらえるのか、そもそも買取が成立するのか非常に不安に感じられるでしょう。 もちろん着物を買取に出す際にはどのお店に依頼するかが非常に重要とされていますので、お店選びは慎重に行う必要があります。 また、できるだけ高値で売りたいという方は、今一度着物の状態をチェックして、取り除ける汚れやホコリなどは取り除いておくことが高額買取につながるとされています。 BEST買取ではどのような着物でもご相談を承りますし、買取について不安を感じられている方には不安を解消するべく、様々なお話ができたらと思います。 迷われている方はぜひ一度お問い合わせくださいね。