初めて買取専門店を利用しようと思っている方の多くが「どれくらいの価格で買い取ってもらえるのだろう」という疑問をお持ちでしょう。 せっかく高額な金額で購入したものであれば、「できるだけ高値で売りたい」と思うのは当然のことですね。 こちらではどのような着物が高額買取の対象になるのかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

• 久保田一竹の歴史を辿ってみよう

  「一竹辻が花」で有名な久保田一竹ですが、どのような生涯を送ってきたのかご存知ではない方もいらっしゃるでしょう。 着物界では知らない人がいないくらい有名とされる久保田一竹は、生涯を自身の作品「一竹辻が花」に費やしてきました。 辻が花に基づく作品はたくさん存在し、多くの作家が作品を出していますが、一竹辻が花は別格とされ、勝るものはいないとされています。 久保田一竹は、東京神田にある骨董品屋を営む両親のもとに生まれました。 10代の頃、友禅師の小林清、大橋月皎、北川春耕のもとで染色に必要不可欠な人物画や日本画を学びました。 しかし、順調に学びを進めていた久保田一竹でしたが、27歳の時に太平洋戦争に召集、出兵され敗戦後31歳になるまでシベリアに抑留をされていました。 その後もすぐには研究を進めることができませんでしたが、40歳になるとようやく本格的に一竹辻が花の研究を進めることができるようになりました。 そして1977年には自身の個展を開きました。

• 初代久保田一竹の着物を高額で売るポイント

  有名な作家の着物を高額で売りたいと思うのは当然のことですが、一体どのような点に注意すれば良いのでしょうか。 「有名な作家の着物だから何もしなくても高額で売れるのではないか」と思っている方も少なくないでしょうが、実は着物の状態によってはかなり査定額が変わってしまう可能性があります。 もし着物の状態があまり良くないとなった場合、思うような価格で買取を進めることができなくなってしまいますので、買取を考えておられるのであればこちらの注意点に注意して査定をしてもらってください。 有名作家の着物にかかわらず様々な着物で同じことが言えるのですが、やはり傷みが激しければ激しいほど査定額に大きく影響します。 いくら人間国宝ものや作家物であったとしても着物の状態が悪いとどうしても査定額が低くなってしまうのです。 なので、できるだけ保管状態には気を配り、直射日光や高温多湿を避けるようにしてください。 また、防虫剤も忘れず入れるようにしてくださいね。

• 初代久保田一竹の着物の種類

  一竹辻が花
  
  東京国立博物館で見た室町時代の「辻が花染め」の小裂に感銘を受けたことから、自らの作品である一竹辻が花の研究に没頭するようになりました。 を完全辻が花完全に復刻、模倣することは難しいと判断し、辻が花染めをベースに独自の作品を生み出し、それがフランス芸術文化勲章シェヴァリエや文化庁長官賞の受賞につながりました。

• 一竹辻が花の特徴とは？

  初代久保田一竹の代表作品である「一竹辻が花」は、とにかく豪華絢爛であることや、繊細な染色技術が用いられています。 他の辻が花に比べて高度な技術を用いられているため、別格と呼ばれている事実があるのです。 ダイナミックな構図により、見る人の目を引くと共に、身につける人の魅力を最大限に引き出すようなデザインが、当時の人間から非常に高評価でした。 当時、着物の染料には植物染料を用いるのが一般的でしたが、一竹辻が花は化学染料を使っているという点でも注目されていました。 化学染料によって、植物染料ではなせなかった色使いやニュアンスを表現できるようになったとされています。

• まとめ

  どんな着物でも「高く売りたい」と思うのは当然のことですし、思い入れのある着物であればなおさらそのような気持ちになるでしょう。 しかし、どれだけ高価な着物であっても保管状態が悪いなどで着物の状態が悪くなってしまっている場合は査定額が大きく下がってしまう可能性があります。 もし将来的に着物を買取に出したいとお考えの際には、保管場所は特に気をつけるようにしてください。 また、有名な作家物や人間国宝が作った着物は特に高額で売れる可能性がありますので、査定前に汚れやほつれなどが付いていないか確認して、直せるところは直しましょう。 BESRT買取では出張買取も可能ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。