付下げをお持ちの方の中には、着物の価値がわからないとか、買取に出したいけど売れるかわからないなどの不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。 着物には様々な種類がありますし、着物の状態によっても査定額は大きく左右されます。 もし着物を買取に出されるのであれば、どうしたら高額買取してもらえるかというポイントを知っておくことがおすすめです。

• 付下げとは？どんなシーンで使う着物？

  着物といえば華やか、きらびやかというイメージが強い方もいらっしゃるでしょう。 確かに着物の美しさは日本の美しさや伝統に大きく結びつくところもあります。 しかし、今回ご紹介する付下げに関してはあまり馴染みがない方も多いと思いますので、こちらで特徴やどんなシーンに使われる着物なのかをご紹介していきます。 付下げとは、訪問着よりも華やかさがない着物のことを言い、見た目は正直大人しい着物と言えるでしょう。 なぜ着物の良さである華やかさをなくしたのかというと、戦時中は高価なもの、贅沢品が御法度とされていたため、金糸や銀糸などのきらびやかな素材が使われてはいけないとされていたのです。 しかし、改まった場所に出向く場合、あまりにも大人しすぎる着物、格式が低い着物で出席しては失礼にあたります。 こういった背景から、訪問着の華やかさをなくした付下げという着物が誕生し、戦時中はかなり活躍したと言われています。 豪華さはないものの、格は訪問着と同様とされています。

• 付下げを高額で買い取ってもらうためのポイント

  訪問着と同様、フォーマルな場所にも着て行くことができるとされる付下げですが、訪問着のような豪華さはないゆえに、「高く売れないのではないか」と不安に感じられる方もいらっしゃるでしょう。 やはり金糸や銀糸を使ったような着物由来の豪華さがあってこそ高額買取になるのでは？というイメージをお持ちの方が大半でしょう。 しかし、訪問着のように比較的格式が高いとされる付下げであれば、使われている生地や着物の状態によっては高額で買い取ってもらえることも珍しくありません。 こちらではどのような付下げが高額買取となるのか、ご紹介していきます。 他の着物でも同じことが言えるのですが、やはり伝統工芸品とされる着物や証紙がついた着物は断然高額で取引されます。 ノーブランドのものや着物の状態が悪い場合はどうしても査定額が下がってしまいますので、一度着物を確かめてみましょう。 また、証紙の他にも落款がある場合もありますので、そちらもあわせて確認してください。

• 付下げの種類

  付下げ訪問着　・一色染め
  
  付下げは訪問着のようにフォーマルな場にも使えますし、カジュアルな場にも使えるということから、初めて着物を買う人が選ぶことが多いとされています。 最近では訪問着と同様に使えるように上前の衽と上前身頃の模様が縫い目でつながるように改良された付下げ訪問着も人気があります。 また、一色で染めたもの、もしくは同色の裾ぼかしがあるものは入学式、卒業式、七五三、通夜など幅広く使うことができます。

• 付下げは難しくない！初めての一着におすすめの理由

  付下げという着物を聞いたこともないという方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。 確かに留袖や振袖、訪問着と比べると耳にする機会も着用する機会もないかもしれません。 しかし、初めて着物を持つという方にはぜひ付下げを選んでいただきたいと思います。 その理由は、素材や柄、帯の合わせ方によって訪問着のように着こなすことができることや、「付下げ訪問着」を選ぶと、そのまま訪問着として着ることができるからです。 また、訪問着よりも柄、模様が少なく落ち着いた色合いであるため飽きが来ず、何回でも着られることも理由の一つですね。 軽く、シンプルな作りの物が多いので、どんなシーンでも手軽に着ることができるのも特徴です。

• まとめ

  比較的格式が高いとされる付下げですが、いざ買取に出すとなると「いくらくらいになるのかな」と不安を感じる方も少なくありません。 もちろん買取に出したからには高額で買い取ってもらいたいと思う方も多いとされていますが、そのためにはどういった着物が高額で取引されるのかを知っておく必要があります。 付下げに関しては伝統工芸品であったり、証紙や落款がある場合、高値で取引されることが多いとされています。 また、汚れや色あせが多い場合はどうしても査定額が安くなってしまいますので、着物の状態をしっかりと確認しておきましょう。 もし着物の買取でお困りならBEST買取にご相談ください。