買取専門店を利用しようと思っている方の中には「どれくらいの価格で買い取ってもらえるのだろう？」と疑問を感じている方も少なくないはずです。 特に高級な着物に関しては買値も高かったでしょうし、高額買取してもらえたらと思う方は多いでしょう。 どんな着物が高額買取の対象になるのか詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

• 久保田一竹の着物の特徴と歴史

  着物作家の中でも有名とされる久保田一竹の歴史をあまりご存じでない方もいらっしゃるでしょう。 もし久保田一竹の着物をお持ちの方は、久保田一竹がどのような生涯を送ってきたのか知ることによって、さらに着物への愛着が湧くのではないでしょうか。 着物界で有名、かつ名声を得た久保田一竹の歴史について詳しく見ていきましょう。 久保田一竹は1917年の10月に神田で生まれました。 わずか14歳で染色の道に入るやいなや、5年後の19歳には独立を決意します。 独立して1年後の20歳の頃には室町時代の「辻が花染め」に奇跡的な出会いを果たし、その美しさに魅了されました。 感銘を受けた久保田一竹は生涯かけて独自の染め「一竹辻が花」を生み出します。 一竹辻が花を生み出した後は国内、海外問わず多くの展覧会を開き多くの人々に評価されてきました。 1990年にはフランス文化勲章シュヴァリエ章を受章、1995年には米国より感謝状を受け取ります。

• 久保田一竹の着物を高額買取してもらう方法

  有名な作家が作った着物というのは大概高額で取引されるものですが、着物界でも特に有名な久保田一竹の着物は美しい仕上がりのものが多く、高額で買取されることが多いとされています。 しかし、残念ながら着物の状態によっては査定額が落ちてしまうことも考えられますので、もし着物を買取に出したいとお考えの方は「どうしたら高額で買い取ってもらえるのか」という点を知っておくと良いでしょう。 久保田一竹の着物に限らず様々な着物に言えることですが、やはり新品に近い着物であればあるほど高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。 新品未使用品と使い古した着物であれば、当然後者の方が査定額が低くなってしまうのは仕方のないことですね。 しかし、数回着た着物であっても保管状態が良く、色あせやほつれ、汚れなどがない場合は高額で買い取ってもらえるケースもあります。 もし将来的に着物を買取に出そうと考えている場合は、保管には気を遣いましょう。

• 久保田一竹の着物と歴史

  一竹辻が花
  
  久保田一竹の作品の中で代表格となる一竹辻が花の元となっているのが、20歳の時に出会った室町時代の「辻が花染め 」です。 辻が花染めとは、絹などの白生地に、麻の諸撚糸で模様の縁を縫って、帽子絞など数種類の絞り技法で染め分け、その後金加工、刺繍、墨描絵、色挿し等で加飾するものです。 久保田一竹はこれを模倣するだけではなく、時代に沿った染色として再現しました。

• 一竹辻が花染めの特徴とは？

  久保田一竹と言えば一竹辻が花呼ばれるほど有名ですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。 久保田さんが生み出した一竹辻が花は、室町時代の辻が花染めを元に、独自の技術やデザインを用いて新たな作品として生み出されましたが、日本のみならず海外でも高い評価を受けています。 辻が花を扱っている作家は他にも存在しますが、久保田さんの一竹辻が花は別格とも言われているのです。 最高品質の特殊金通しと高度な技術により、何回着用しても、何年経っても縮まない上質な生地が特徴です。 美しい発色が特徴で、照明で照らすと艶やかな雰囲気を醸し出します。

• まとめ

  着物を買取に出す際には高額で買い取ってもらいたいと思うのが当然です。 しかし、なかなか思うような価格で買い取ってもらえていない事例はよくありますので、まずは「どういった着物が高額買取の対象になるのか」という点を知っておきましょう。 もちろん有名な作家が作った着物であれば、その時点で高額買取が叶う可能性が高いですが、着物の状態によっては査定額がぐんと下がってしまうケースも多く存在します。 まずは着物の状態をもう一度確認し、汚れやほつれ、色あせなどがないか目視しておきましょう。 BEST買取ではどんな着物でもご相談いただければ査定いたしますので、もし買取で困ったらお問い合わせください。